「ウェービングテープ」はソファー使われるクッション材の代表的な物のひとつなのですが、このテープには実にいろいろな呼び方があるんです。「ウェービングベルト」というぐらいは、想定内ですよね。ほかにも「エラスベルト」とか「エラスティックベルト」なんていう呼ばれ方もします。これはゴムを編み込んだ布状のテープで、横には伸びず、縦方向に引っ張ると一定程度伸びるように作られています。この縦に一定量伸びる構造で、ウェービングテープはバネとしてクッション材の役割を果たしていて、ソファーの土台に縦や横、あるいは斜めに編み込むように張り渡して使われています。 先ほどウェービングテープはソファーに使われる代表的な物のひとつと書きましたが、主な物としては他にも、たくさんの渦巻き状のバネが結び合わされた「コイルスプリング」、それぞれ独立した渦巻きバネがたくさんついた「ポケットコイルスプリング」、Sを連ねたような波打ったバネを張り渡した「Sバネ」といったものがあります。それぞれに構造の違いで弾力性や耐久性、沈み方あるいは価格などに違いがありますが、ウェービングテープとの大きな違いは、これらのクッション材が金属でできているという点です。
では、金属製のクッション材である「コイルスプリング」、「ポケットコイルスプリング」、「Sバネ」と比べて「ウェービングテープ」にはどのような特徴があるのか、という点気になりますよね?まずはメリットとして、ウェービングテープは主にゴムとビニール素材の糸状のものを編み込んで作られているため、金属性のバネと比べ軽量さが挙げられます。また、金属性のバネ特有のギーギー軋む音がしないという点もメリットですね。そして、テープ状の物を張り渡して使用するためかさ張らず、コンパクトなデザインのソファーにすることができという点もあります。また、一般的には金属バネより安いという点もメリットです。そのため一般的にはリーズナブルなソファーに多く使われています。次にデメリットとしては、一般的に金属バネと比べると、耐久性や、弾力性が劣る傾向があるという点です。やはりウェービングテープに使われているのはゴムなので、金属バネに比べると劣化するのが早いようです。 先ほどから「一般的には」と書いてきましたが、ウェービングテープの中には金属より耐久性のある高価なものもあり、高価なテープが使われた高級ソファーもあり一概に安いとは言えません。また、使われるクッション材は1種類だけとは限らず、例えばウェービングテープとSバネを両方使ったソファーなどもあります。クッション性や耐久性のバランスが自分に最適なソファーを選びたいですね。
日本だからこその暖房器具「こたつ」にソファーを合わせることで、背中を預けてリラックスすることができます。寒い冬をより快適に過ごすためにも、こたつでソファーを取り入れることをお勧めします。