近頃、座面が低い位置にあるローソファーが人気を集めています。座面が床と近い場所にあることから、小さい子供やペットが誤って落ちてしまう心配がありません。また、冬の寒い時期はこたつとともに利用できるために注目されているのです。一口にローソファーといっても様々な素材がありますが、中でもお手入れのしやすさから合成皮革は人気です。この合成皮革というのは、布地に合成樹脂や塩化ビニルで加工した素材のことです。
合成皮革は、触り心地も柔らかい上に汚れが気になったら気軽に水拭きできるのが魅力といえます。そもそも居間で寛いでいる際は、ローソファーで寝てしまうということが多々ありますよね。皮膚に直接触れるので、ソファーには目に見えないものの汗や手垢などの汚れがびっしりと付着してしまいます。さらに、ローソファーで食事をすることもありますが、その時も会話やテレビを見るのに夢中になって食べ物や飲み物をうっかりとこぼしてしまうことも起こり得ます。そんな時でも、合成皮革ならばさっと水拭きすれば汚れが落とせるのでとても楽です。ペットは粗相をしてソファーを汚してしまうことが多いですが、合成皮革の素材ならば安心といえるでしょう。
合成皮革のローソファーは、お手入れのしやすさから子供やペットがいる家庭に特に人気です。ただ皮脂や汗、食べ物やジュースなどの汚れが付着したまま放置してしまうと、黒ずみになって取れなくなります。黒やブラウンなどの濃いめの色のローソファーならばあまり目立ちませんが、明るい色ならば大変なことになってしまいます。したがって、ローソファーを汚してしまった時だけではなく、毎日乾拭きをしてお手入れすることが非常に大事です。
本格的にソファーの汚れをきれいにしたいならば、中性洗剤を使ったクリーニング方法が最適です。やり方は、まずソファーの表面についた埃や汚れを取り除くために乾拭きをしていきます。さらに、ソファの隙間に溜まっている埃も掃除機できれいに吸い取っていきましょう。その後、中性洗剤をぬるま湯で薄めていき、その洗剤液に雑巾をつけて絞ってからソファー全体を優しく拭いていきます。この時、あまりに強く擦りすぎてしまうと皮の表面が傷ついてしまうので、必ず優しく拭き取ることを心がけましょう。そして、最後の仕上げとして水拭き、乾拭きをソファー全体に丁寧に行っていきます。十分に乾燥させて、クリーニングは完了となります。
和室でソファーを使う際には、背が低いソファーを選ぶと、畳との相性も良くなじみやすいのでおすすめです。